滝ヶ谷〜ミト谷〜中ツ又〜長トコ(沢登り/継続遡下降)
滝ヶ谷〜ミト谷〜中ツ又〜長トコ
日程 2020年7月4〜5日
山域 奥美濃
メンバー 会員2名
7月4日
12:15駐車地点発
12:45長トコ、滝ヶ谷分岐
14:30滝ヶ谷Co880m二俣
14:45Co1080mコル
17:00赤谷出合
18:00中ツ又出合
19:00中ツ又Co700m左岸台地
7月5日
09:30中ツ又Co700m左岸台地
10:45中ツ又Co830m二俣
12:45Co1260m小ピーク
13:15笹ヶ峰
17:00出合付近連瀑帯
18:15駐車地点
通過ルート
滝ヶ谷(遡行)→Co1080mコル→ミト谷(下降)→赤谷(下降)→中ツ又(遡行)→Co1260m小ピーク→笹ヶ峰→長トコ(下降)
梅雨の大雨前の滑り込み山行。
Mさんの奥美濃の沢デビュー。
7月4日
天候は概ね曇り。
沢は雨により、多少増水。
入渓から30分ほどで滝ヶ谷と長トコの分岐。
左手の滝ヶ谷へ。
右手の長トコには、出合から厄介そうな滝が見えた。
滝ヶ谷はテンポ良く滝が現れる。
よくある奥美濃の沢のようにゴーロの急登で標高を稼ぐ感じでは無かった。
滝はほとんど直登できて、楽しい。
しかし、登れない滝の巻道は大きくなりがちで、手を焼いた。
谷の両岸はだいたい傾斜の強い草付きだった。
トラバースを実行するにあたり、どうしても高度を上げざるを得なかった。
滝ヶ谷のCo880m二俣を左にとりコルを目指す。
コルヘは激しい藪漕ぎもなく、出られて一安心。
再び藪に突っ込みミト谷へ。
ミト谷は難所なし。
なんて下降に適した沢だったんだろう。
赤谷に到着。
さすがに水量は多い。10cmほどの増水か。
中ツ又出合まで、また下降。
足がつくと油断していたら、たまに足がつかず、全身ずぶ濡れ。
中ツ又出合手前の核心部となったところ。
とはいえ、うまく流されて上陸するだけなのだが、それがなかなかに寒くて心が折れる。
中ツ又出合に到着。
時間はすでに18時。
日は長いとはいえ、さすがに幕営としたい。
しかし、場所が見当たらなかった。
テン場を探して歩くことさらに1時間。
ようやく左岸に幕営適地が見つかり行動終了。
雨が降り出し、薪の状況は最悪だった。
薪の下準備に多少時間を割いたものの、焚き火は軌道に乗り安定。
夕食というか夜食を食べ、服が乾いた頃には日を跨いでいた。
7月5日
夜降っていた雨はやんでいた。
魚と逢うのは、実に2年ぶり。
じっくり塩焼きにする時間はないので、3枚におろし、網で焼いた。
中ツ又は出合からCo830mの二俣まで、滝らしい滝はなし。
歩きの沢だった。
二俣を右へ。
稜線まで登りにくい滝と少し大きめに巻かされる滝が1回ずつあったのみ。
当初、Co1245mのコルに出る予定であったが、沢を抜け必死に藪を漕いでいたら、Co1260m小ピーク付近だった。
藪を漕ぎ、熊笹に覆われた踏み跡を辿ること30分。
笹ヶ峰の三角点に到着。
長トコに向け再び藪に突っ込む。
極力、滝をクライムダウンで処理していく。
懸垂下降も数本。
滝ヶ谷と長トコの分岐付近の連瀑帯は、左岸から大高巻き。
沢に復帰できたのは、分岐から40〜50m下流だった。
あとは、来た道を駐車地点まで。
久々によく歩いた沢だった。
状況の悪い焚火訓練や渋い高巻きなど、内容も充実。
あとは、7月下旬までにこの激しい梅雨シーズンが終わることを祈るのみ。