赤石沢(沢登り)
赤石沢(沢登り)
日程 2017年9月2~4日
山域 南アルプス
メンバー 会員2名
9月2日
07:00 畑薙第一ダム夏期臨時駐車場
08:00 椹島ロッジ
08:15 牛首峠(入渓)
12:30 取水堰堤
12:45 北沢出合
13:40 門の滝
15:00 洞窟の滝
16:00 大ガラン
16:10 Co1670m付近右岸
9月3日
07:30 Co1670m付近右岸
08:20 大ゴルジュ
12:00 百間洞出合
13:40 百間洞山の家
9月4日
04:45 百間洞山の家
07:20 赤石岳
09:00 赤石小屋
11:30 椹島ロッジ
15:00 畑薙第一ダム夏期臨時駐車場
南アルプス遠征第三弾!!
赤石沢は2年前から計画していた沢。
ことごとく台風により流れてしまった。
今年も台風15号が発生し肝を冷やす。
が、進路が東にそれて事なきを得た。
9月2日
畑薙第一ダムから椹島ロッジへ。
この日は臨時便が始発より30分早く出た。
早めに並んだ甲斐もあって、ひとまずのアプローチ核心をクリア。
ちなみに牛首峠で途中下車はできなかった。
入渓時から広がる青空。
多くはないであろう水量。
全てが好条件だ。
左岸をトラバース。
古いピトンにスリングが下がっている。
このスリングで振り子気味に抜けている記録もあったが、気持ち悪い。
少し下がって、トラバースをかけた方が快適だった。
スリングは中間支点に利用した。
奥に噴煙を伴った大きめの滝が見えてきた。
門の滝だ。
右岸テラスまで進み、進路を探った。
過去の記録における突破方法は大きく二つ。
右岸のバンドをトラバース気味に上がる方法と、左岸の樹林帯に取り付きモンキーでトラバース。
前者のルートでいくこととし、2ピッチで進んだ。
流心をくぐり滝身左側に出れば直登可能かと思ったが、突破できず。
おとなしく残置スリングのお世話になった。
洞窟の滝のすぐ上流は大ガラン。
易老沢の滝の高巻きに比べれば快適。
そこから10分で右岸の泊地へ。
平らな地形。
タープを張ってくれと言わんばかりの樹木。
豊富なマキ。
イワナ。
大きいイワナは刺身に。
小さいものは3枚におろして、網で塩焼き。
夜はさすがに焚火から離れると寒かった。
9月3日
赤石沢の核心も大ゴルジュを残すのみ。
とはいえ、朝一のびしょ濡れは避けたくなる。
このあたりからラジオラリアと呼ばれる赤い石が多く見られた。
行く先の岩壁がすごい。
大ゴルジュだった。
正面に見えるルンゼを登り、右岸の巻き道に取り付いた。
巻き道は、よく踏まれていた。
おおむねゴーロ帯を歩き、百間洞へ。
途中大きな淵があったが右岸沿いに突破できた。
百間洞に入ってからも小滝が続くが容易。
百間洞大滝を左岸で巻くのみで、その他は歩き。
水量が少なくなり、ぬめりがひどくなる。
百間洞には14時前に到着。
早く着いたご褒美??のとんかつ。うまし!
9月4日
朝5時前に百間洞山の家を出た。
めちゃくちゃ寒かった。
久々の稜線からの眺めを味わい、赤石岳へ。
赤石小屋を経由して、椹島ロッジへ。
送迎バスが来るまで2時間強をのんびり過ごし帰路へ。
赤石沢は泳ぎ、登攀、高巻き、魚、スケール感とパーフェクトな沢でした。