北八ヶ岳 天狗岳 冬の天狗岳に定期会山行で行ってきました。参加者わずか2名のちょっと寂しい山行となりましたが、その分日程調整の自由度は高く、晴天を狙ってサクッと登ってきました。 日 程:2025年1月21日参加者:会員2名 有料(1,100円)の渋の湯駐車場に駐車して、硫黄の匂いがする明るくなった道を歩き始めました。1月13日に唐沢鉱泉の営業が終了し、その後は道路の除雪がされないという情報があったので渋の湯から入山しましたが、頂上では唐沢鉱泉から来た人もいて、駐車料金を損した感じでした。 黒百合ヒュッテまでの登山道はよく踏まれていてラッセルの必要は全くなし。奥美濃とは違い、八ヶ岳でラッセルした経験があるのはツルネ東稜ぐらい。ワカンを持って行ったこともありません。よく踏まれて固い雪になっているので、登りも下りもアイゼンをつけずにキックステップの練習をしながら歩きました。 2時間弱ほど歩くとビーフシチューが美味しいことで有名な黒百合ヒュッテに着きます。アイゼンを履き、ストックをピッケルに持ち換え、サングラスをして目出帽をかぶり出発です。 少し登ると目的の東天狗岳(左)と西天狗岳(右)が勇姿を表します。標高はほとんど同じですが、西天狗岳には三角点が置かれています。たいした標高差・距離ではないので、両方登る計画です。まずは左のスカイラインの稜線を登って東天狗岳を目指します。 中山峠付近からは、去年の秋に猛烈な風の中、吹き飛ばされそうになりながら登った稲子岳南壁の岩場が遠望できました。 東側がすっぱりと切れ落ちたカルデラ壁の上の稜線を歩きます。風が強い時は滑落に注意が必要です。 東天狗岳につきました。お決まりの記念撮影。唐沢鉱泉から登ってくる登山者が頂上に到着するのを待ってシャッターを押してもらいました。 東天狗岳から西天狗岳に向かう登山道沿いでは、雪の結晶が強い太陽の光を反射してキラキラ輝いてダイヤモンドを散りばめたような美しさです。うまく写真にしてお見せできないのが残念! 西天狗岳頂上から見た北アルプス方面です。ちょっと雲がかかっているのが残念。手前の雲と足もとの雪面が1枚の板のようにみえて、その間の下界を覗いているような感じがして面白かったです。 こちらは頂上からみた南八ヶ岳方面。雲の切れ間から主峰赤岳が頭をのぞかせています。 下山は「天狗の奥庭」経由で降ることにしました。写真中央には以前アイゼントレーニングをした岩場が見えています。その奥には蓼科山など、まだ登ったことのない北八ヶ岳最北部の山々が望まれます。 下山して「望岳の湯」に寄って帰りました。「望岳の湯」というだけあって、八ヶ岳の山々がよく見えます。この日は男湯の湯船に浸かると窓からこの絶景を堪能するまで見ることができました(湯あたり注意!)。でも女湯は逆サイドで、反対側の景色しか見えなかったとのこと。時々、男湯と女湯を入れ替えるんでしょうね。 おしまい🎶 共有:FacebookXいいね:いいね 読み込み中…