紅葉の金華山

岐阜のシンボル金華山で定期会山行が行われました。1時間もかからず登れる山なので1日かけてはもったいないと思ったのでしょうか、リーダーの様々なアイデアがあふれる山行となりました。

朝8時に岩戸公園駐車場に集合して東坂登山道を登ります。「カエル岩」を横目に妙見峠に至り、途中から唐釜登山道を経由し七曲り登山道に出て、まずは岐阜公園に降りました。

日程:12月15日
参加者:会員8名

頂上付近の老朽化した施設を撤去するために、七曲り登山道の途中から頂上までモノレールが敷設されていました。
七曲り登山道を下る途中、今夜のビールのつまみにと椎の実を拾う参加者。誰が酒好きかひと目でわかる写真になりました(笑)


岐阜公園では信長の居館跡の発掘調査が行われ、一部石垣などが復元されています。最初に案内板にあるQRコードを携帯電話に読み込み、ここに招待された宣教師のルイス・フロイスの記述などをもとに復元された絢爛豪華な居館の映像を見ながら進んでいきます。岐阜公園は紅葉真っ盛り。綺麗な紅葉をめでながら往時の信長や濃姫の生活に想いをはせます。
居館跡の庭園の背景として作られた人工の2条の滝は岩壁の上を流れていました。この岩壁は、約2億年前に海洋性プランクトンの一種である放散虫という生物の遺骸が堆積してできたチャートという岩でできています。岩石に残された残留磁場データから、堆積した場所は南半球の赤道付近であったことがわかっています。そのチャートが海洋プレートにのって何千kmも移動してきたのだそうです。チャートには数cmの縞模様(地層の堆積面)が明瞭にみられ、それが折り畳まれたように褶曲しており、大地にかかる大きな力を感じることができました。
信長居館跡に入る前に案内板のQRコードを読み取ります。
公園の中は紅葉真っ盛り。キレイ!
紅葉の下で記念写真
絢爛豪華な御殿がここに建てられていたのでしょうか。岐阜の街も一望できます。
 
V字型の模様が明瞭なチャートの褶曲

岐阜公園で紅葉を満喫した跡、百曲がり登山道から頂上を目指します。数十年の時が流れ、すでに信長は亡く、城主は織田秀信。関ヶ原の戦いの前哨戦として岐阜城の戦いが起こり、東軍により城は落城します。百曲がり登山道は京極隊が攻め入った道と考えられています。我々も京極隊になりきって頂上を目指しました(笑)。そして天守閣を落とし、展望台からケルンの会旗をはためかせたのです!

百曲がり登山口で気勢を揚げる。エイエイオー! 気分は京極隊そのもの。
天守閣展望台にはためく会旗。
戦いの後は、頂上の岩の上で祝勝会ならぬお昼ご飯。
 
金華山の二等三角点。どこにあるのか知っている人は少ない。
下山は景色を楽しみながら東坂登山道を降る。
最後は冬イチゴ摘み。甘酸っぱくて美味しかったです。イチゴジャムにしようと大量に摘む人も。

おしまい🎶