上ニゴリ沢・舞姫の滝(アイスクライミング)
上ニゴリ沢・舞姫の滝(アイスクライミング)
日程 2023年2月4,5日
山域 南アルプス
メンバー 会員6
2月4日
05:30 ゲート前駐車スペース発
06:30 戸台駐車場
08:30 上ニゴリ沢出合着
09:30 上ニゴリ沢出合発
10:50 上ニゴリ沢F1着
17:30 上ニゴリ沢F1発
20:03 上ニゴリ沢出合着
2月5日
10:00 上ニゴリ沢出合発
11:30 舞姫の滝F1着
15:30 舞姫の滝F1発
16:30 上ニゴリ沢出合着
17:30 上ニゴリ沢出合発
20:00 戸台駐車場
21:00 ゲート前駐車スペース着
Yさんの提案で決まったアイスクライミング山行。
だいたい、ここ数年はテント泊のアイスなんて2,3人が限度だったのですが、今回は6人。
まさに、数年ぶりの冬合宿となりました。
1日目
泊の荷物を背負っての行動が1年8か月ぶりの私は、体は動くのだがこれがいつまで続くのかわからない不安が付きまとう。
そして眠い。こんな早起きして山に入るのも1年8か月ぶりだ…
戸台の河原歩きは根雪らしい根雪はついておらず、非常に疲れる。
渡渉ではドボンしないように注意するので、意外と気も抜けない。
上ニゴリ沢出合付近で平坦地を探し、幕営地とした。
乾いた灌木もたくさんあり、焚火が楽しみだ。
さて、疲労の色が隠せない我々であるが、上ニゴリ沢の氷瀑を目指す。
やっと到着したF1であるが、しっかり氷結しているものの、右岸に短いながらできるはずの垂直のラインが下までつながっておらず、登れそうなのは易しいラインのみ。
とはいえ、つながっていないものをねだったところでつららは伸びないので、あるものを登るしかない。
上ニゴリ沢では若干登り足りない私であったが、皆は満足の様子。
理想は「上ニゴリ沢を登り、移動して歌宿沢を登る」であったが、時間も遅いし、実現不可能。
むしろ、テントに何時につくのやら。
疲れてる組と元気組に分かれ、テント場を目指す。
私は元気組として下山を開始したが、疲れてないわけではない。
それでも焚火係として役目を果たすため、テント場に到着してからは休むことなく薪を集め、適当なサイズに切断し、皆が到着する頃には写真のような焚火に育て上げた。
私がテント場についてから1時間半、疲れてる組が合流。
お疲れ様でした、ほんと。
焚火のおかげで外は多分マイナス5~10度程度だったと思うが、皆で開放的に寒い思いをすることなく食事をすることが出来た。
2日目
わかってはいたが、朝早くから体が動かない。
だが、私の仕事は焚火係。皆より先に起きて、焚火をつける。
Nさんのおいしいトーストを食べて出発。
行き先は舞姫の滝。
歌宿沢予定だったが、もうあんなに急なルンゼは登られない。
そして、スタートからしんどいこと!
私とTさんで先行し、舞姫の滝、F1とF2にTRを張りつつ、先を目指す。
私はこの山行の消化不良を解消するため、F3はどうしても登りたかった。
F3を目の前に拝む。
ここは5年前に訪れたことがあり、その時はこの滝の弱点である左側を登った。
それでも当時は苦労したが、この日は氷の状態からそのラインは氷が溶けかかっていて登れなそうだ。
不本意ではあるがど真ん中の「画」になるラインを登ることとした。
私の登攀的なハイライトはこの1本に尽きる。
ビレイをお願いしたTさんには感謝。
残る4人はF1で練習。
日当たりも良く温かいので、待ち時間が辛くない。
結局、遊びすぎてしまい、テント場発時はヘッデン点灯。
渡渉やら旧道の崩落個所をクリアしながら歩くのは、疲れた身に堪えた。
時間的・体力的・技術的余裕をメンバー全員が持てるように成長し、また、こういった楽しい冬合宿に臨む機会が来ることを期待したい。
来年も行けるかなぁ~