和田川支流鳴谷(沢登り)

和田川支流鳴谷(沢登り)

日程 2019年6月1日

山域 南紀

メンバー 会員2名

07:30 駐車地点(地形図上の駐車予定地点)
10:30 Co330m支谷出合
13:00 鳴谷大滝下
14:45 Co510m二俣
15:15 稜線
15:30 鳴谷山
18:00 駐車地点

通過ルート

地形図

車は入渓店近くに停められた。

入渓は、「太郎橋」と書かれた橋から。

雨が少なく、水が出ていないせいか、水際のぬめりがひどい。

入渓して早々、ややこしい処理を要する滝の登場。
下部は左岸を上り、中ほどで右岸へ。


右岸から落ち口へのトラバースは、難しくはないが気持ち悪い。

少し歩くと、12m滝。

左岸を上ってくれと言わんばかりな岩の構造だ。

カムでランナーをとり、滝上へ。

釜の大きい12m滝は登れず、左岸巻き。

滝が入渓から息もつかせずに出てくる印象だ。

水線の中を突破できるような滝がなかなか現れない。

2条滝は右壁で処理し、続く15m滝へ。


これまた右壁を灌木でつなぎ、滝上へ。

その後しばらくは、何でもない区間が続く。


岩の発達したゴルジュ入口

直登できず、右岸巻き。

簡単な滝を4,5本処理すると20m滝。

岸で巻くが、ルート取りに苦労。
大高巻きで2時間弱を費やした。
他の記録によると、右岸が楽に巻けるらしい。

20m滝の次は70mの鳴谷大滝。

滝左壁の基部をトラバース。突破できそうなルートを探す。

壁の弱点部でロープを出し、1ピッチ。
小さい尾根を越え、滝上へ。
この高巻きは1時間ほどで済んだ。

鳴谷大滝の上は植林帯。
傾斜もなく、見せ場は現れなかった。
切り落とされた杉の木で歩きにくい谷を詰め、稜線へ。

山頂の鳴谷山は、三角点のみ。

下山路に使用した稜線だが、Co671mピークまで踏み跡は明瞭。
Co671mピークからCo409mピークまでも、薄くはなるが踏み跡がある。
Co409mピークからは東に延びる支尾根に進路を取り、斜面を下降。
懸垂下降も交え、灌木をつかんでクライムダウン。

今まで経験したことがないぐらい水に濡れない、とにかく暑くのどの乾く遡行だった。

下山後は熊野市内の「ほくしょう」へ。
この地域に珍しく、21時まで営業。
アプローチに時間のかかる南紀エリアの夕食としてはありがたい。

しかも美味しく、リーズナブル。