鶴姫ルンゼ(アイスクライミング)

鶴姫ルンゼ(アイスクライミング)

日程 2018年2月10日

山域 南アルプス

メンバー 会員3名

2月10日
07:00 戸台登山口駐車場
09:00 丹渓山荘
10:30 鶴姫ルンゼ
17:00 丹渓山荘

先週に引き続き戸台へ。
2月10~12日の3連休。
めぼしい山域の稜線上は荒れるようなので、これはアイスクライミング訓練の絶好の機会。とりあえず、トップロープを張って、練習しようということになった。
アイスクライミング合宿初日は、ベースとなる丹渓山荘からも近い、鶴姫ルンゼへ。

気温は相変わらず低いのに、1週間でここまで雪がなくなるものかと驚かされる。
20180210_01

丹渓山荘にベースとなるテントを張り、鶴姫ルンゼへ。
20180210_02

それと思しきルンゼを登ると…
20180210_03
それは舞鶴ルンゼだった。しかも下部までつながっていない。

いったん引き返し、一本上流のルンゼを詰めると…
20180210_04
今度は鶴姫ルンゼに到着。

ロープを結び、いざ登ろうとするとザイルの異変に気付く。
20180210_05
ハーフロープの2本とも、中央部に致命的な損傷がある。
傷のつき方から、先週の駒津沢撤退の際、五丈ノ滝F1の懸垂下降中に岩で擦ったものと思われる。
結果、1ピッチは最大でも約26mしか伸ばすことが出来ない状況に。
事前の装備チェックを怠った結末だった。
以降3日間は、この長さの制約下でやれることをやろう。

とりあえず、F1を固くて脆い氷に大苦戦しながらもなんとかトップアウト。
20180210_06

トップロープをセットし、繰り返し練習。
損傷部分より先のロープは邪魔なため、小さいリュックに入れて登った。
20180210_07

途中、別パーティが我々の登っているラインより左側のラインを登って行かれたのだが、その方が非常にうまかった。
その達人曰く、我々のアックスの振りは力んでいて、動きが硬いとのこと。
脱力を意識するようにアドバイスされた。

以降、我々のテーマを「脱力」とし、1日目はこの小さな滝でラインを変えて何度も練習した。
20180210_08
20180210_09
20180210_10

練習のテーマを与えてくれた、「達人」に感謝。
なお、舞姫の滝出合から上流に5分ほど歩くと、写真の大岩が出てくる。
鶴姫ルンゼは、この大岩に左岸から出合うルンゼで、出合からF1が見える。
20180210_11

2日目へ