越百山ー雪山山行
越百山ー雪山山行
山域 中央アルプス
期間 平成30年1月20日~平成30年1月21日
メンバー TKD(私)、T子、M嬢、Y子、iくん
08:00 駐車場
09:10 福栃橋
14:30 福栃山
15:00 越百小屋到着
15:30 越百小屋入口解放
07:50 越百小屋
08:20 稜線
09:15 越百山山頂
10:10 越百小屋
11:00 出発
14:32 福栃橋
15:15 駐車場
今回の山行のコンセプトは「オネエ山行」である。
一見ふざけた山行の様に思われるが、実のところ一筋縄ではいかない山である。
樹林帯が長い。
標高差1500m超。
何より、入山者が極端に少ない。
なかなか男前な山で、積雪直後などは簡単に敗退できるだけの条件が揃っている。
しかし、山行の二日間はこの時期にしては穏やかな気象条件で、
この日に登らなくていつ登る?というくらい約束された日程である。
4WDの車が駐車場に到着すると、異様な光景に、一同唖然。
積雪は微々たるものだが、先日の大雨の影響だろう、工事車両の林道が見事なスケートリンクになっている!
歩き始めはトレーニングだと自分達に言聞かせてアイゼンを付けずにポクポク歩くが、
いよいよ僅かな車道の傾斜で滑落の危険が増してきたため、仕方がなくアイゼンを装着する。
先が思いやられるな。
ほとんどアイゼンが刺さらない程のスケートリンク林道が終わり、ようやく登山道に入るのだが、
気の抜けない氷化した夏道をトレースする事になった。結局、全日程アイゼンを外す事は無かった。
事前の踏査で標高1900m付近から積雪が急激に増えることは分かっていた。
実は、この山行の核心部は単調でツマラナイ樹林帯を如何にクリアするかである。
案の定、あまりの単調な登高にグダグダになりかけたが、パーティを救ったのは新規会員のiくんである。
彼は他の山岳会から移籍してきた期待の若人なのだ。年齢も私と一回り以上も違い、
心優しい彼は体力も有り余っているので色々お願いした(笑)
その後なんとか他の登山者と共闘し、越百小屋までのトレースを付け、
雪で埋没した小屋を他のパーティと協力して除雪作業に奮闘した。
全ては快適な小屋ライフのために、、、
ヘロヘロになって、ようやく小屋への入口が開通した頃、
我々のパーティの女子部隊が降りて来た(マジか)
この時、15:30。
お決まりのパーティタイムの始まりである。
美味い食事と日本酒、そしてお決まりの「恋バナ」である。
こうして、ネーミング通りオネエな夜が更けていった、、、
翌朝は素晴らしい快晴。
予定通り5時起床。
ああ、氷化した頂が輝いている、、、
バラクラバとサングラスに隠
されたオッサンの顔は、鼻水垂らしながら終始ニヤニヤしていた。
山頂は風の目になるのか撮影会できるほど、穏やかな頂だ。
iくんに太陽をバックに元気玉の写真を撮ってくれとお願いされたが、あまり勝手が分からず。
出来上がった写真を見て、映画プラトーンの名シーンを思い出したのは、私が歳食ったからだろうか?
いずれにしても、
良い山行であった事は間違いない。