旭ノ川支流中ノ川(沢登り)

旭ノ川支流中ノ川(沢登り)

日程 2017年10月8~9日

山域 大峰

メンバー 会員3名

10月8日
06:45 入渓点
09:10 十字峡
10:30 モジケ小屋
11:30 ツナウチ谷出合
13:15 ササモト谷出合
15:00 Co1050~1100m泊地

10月9日
07:00 Co1050~1100m泊地
09:50 稜線
10:00 七面山
15:15 入渓点

当初2泊3日で、南紀の黒蔵谷・高山谷を遡下降する予定であったが、雨天により1泊2日のスケジュールに。
これに伴い、転戦を余儀なくされ十津川水系旭ノ川支流の中ノ川へ。

10月8日
10月ともなると夜明けが遅い。
朝5時ごろにようやく、明るくなった。
入渓は吊橋を渡るが、いつ崩壊してもおかしくない。
底板が何枚か腐っている。
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水は冷たいが、遡行には問題なし。
でも、長時間の泳ぎやシャワークライミングは避けたい。
最初の5m滝。トポでは右壁登りだが、左壁を登った方が易しい。
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地獄滝40mは圧巻で、登る気すら起きない。
左岸で巻くが、あまりよくない。
懸垂下降で沢床へ戻る。
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地獄滝からほどなくして極楽滝35m。
右岸で高度を稼ぎ、滝の落ち口へ向かう。
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十字峡を越え、牛鬼滝2段15m。
フットスタンス、ホールドも適所にあり。
核心は滝身中段で、滝の水圧に耐え、右壁から左壁に移るところ。
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その後の長淵は、全然長くない。
出口のチョックストーン滝2条3mもステミングで処理できた。
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モジケ小屋の辺りはゴーロが続く。
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釜で泳がされ、体温を持っていかれる。
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快適な小滝が連続する。
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黒滝40mももちろん高巻き。
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黒ナメ八丁。
わかってはいたが、ラバーソールの効きが悪い。
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黒ナメ八丁を越えしばらくすると、水が伏流。
引き返し、少し湿り気味ではあるが、Co1050~1100m辺りの右岸で行動を停止。
定番の「ボンカレー」ではなく、「ジャワカレー」。
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10月9日
朝1mm程度の小雨が降り続き、なかなか出発する気になれない朝。

沢自体に水はほとんどなく、ただただ大きい岩を乗り越し、高度を稼ぐ。
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遡行を続けているうちに、計画していた枝谷に進めていないことに気づく。
だがピークまでの水平距離も300m以内。
引き返さず、谷を詰めたが特異な岸壁に阻まれる。
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岩壁の右岸をよじ登り、稜線へ。
ピークの南側の尾根に出た。
頂上付近はところどころ紅葉が始まっていた。
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七面山に到着。
疲れました。でも、まだ下山があります…
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七面尾根を西進すると突如あらわれる林道。
林道を進むと、なんと山小屋が。
現在は使われていないのか、屋根にキイロスズメバチの巣が。
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林道はなおも続いており、進むとモジケ小屋に続くレールに出くわす。
レール沿いに高度を落としモジケ小屋に着。
たまにわかりにくい踏み跡をたどり、入渓点の吊橋へ。
モジケ小屋~吊橋間の実際のルートの位置は、国土地理院のものと大きくずれていた。
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決して温かい時期の沢登りではなく、水に入るのに少し躊躇した。
だが、ヒルの被害もなく、虫も少ないという利点もあった。
きっと真夏にきていたら、下山中のヒルや湿った幕営地での虫の害がすごかっただろう。
今シーズンの泊の沢はこれが最後。
来シーズンの夏が待ち遠しい。