流星めぐり(小川山マルチピッチ)
流星めぐり(小川山マルチピッチ)
日程 2017年5月27~28日
山域 奥秩父
メンバー 会員6名、会員外2名
5月27日
(流星めぐり)
10:00 1P取り付き
11:00 2P取り付き
12:00 3P取り付き
13:30 5P取り付き
14:30 6P取り付き
16:20 7P取り付き
17:15 8P取り付き
18:30 9P取り付き
19:00 マルチピッチ終了点
19:45 1P取り付き
5月28日
10:00 ストリームサイドエリアでクライミング
14:00 クライミング終了
5月27日
2か月前から浮上していたこの計画。廻り目平はクライミングエリアにオートキャンプ場が併設されたようなところで、すばらしい。
雨は前日の夜から降り続け、とうとう翌朝5時ごろまで降り続けた。
雨が止んだ6時ごろから急激に晴れ間が出始め、気温が上昇。
こんなテーブル付きのオートキャンプは、初めて。
降り続いた雨により、岩が乾いていないことが懸念され、なかなかキャンプ地を出発できなかった。
現地の岩があまりに濡れていたら断念するとして、とりあえず「流星めぐり」取り付きまで。本ルートへの挑戦者は4名。
1P目。
案の定、岩の割れ目から水が染み出し、日陰部分はびちょびちょであるが、日当たりのいいところは乾いている。
登れる範囲で登っていき、どうしても濡れていて登れないところがあれば、撤退しようということになった。
後で考えれば、どうせ濡れていても登るのなら、もっと早くに出発すれば良かった。
パーティーを2つに分けてのクライムアップ。
2P目。
トポでは5.10cの本ルート1つ目の核心部。
ガバが適所にあり、快適なピッチだった。1つ目の核心部を終えて、少々濡れているところもあるが、何とか対応できそうだと感じた。
3P目。
2Pの終了点から離れており、取り付きを探すのに苦労した。2P終了点から右上すると樹林帯の中に発見できる。
なかなかの濡れ具合。上部の日当たりいいところは乾いていた。
4P目。
といっても、ボルト2本、高さ3mのピッチ。完全な消化試合。
5P目。
本ルート2つ目の5.10cの核心部。個人的には立木を越してからのスラブが気持ち悪かった。
ここ以降は、10台のピッチはなし。技術的な核心部は終了。
6P目。
ほぼ中間支点も不要なピッチ。ここにきて、ようやくマルチピッチらしい大展望。
7P目。
取り付きを探すのに1時間を要した。すごくわかりやすいところにあるのだが、踏み跡が他のルートへも続いており、通り過ぎてしまった。
ここの核心部も例にもれず、樹林の陰でびちょびちょのフットスタンス。
8P目。
出だしの少し悪いスラブから、高度感のあるガバの続くピッチ。
9P目。
取り付きは8P目終了点から少し移動するが、迷うようなことはない。チムニー内に入りすぎるとかえってしんどい?
最終ピッチは、時間もさすがに押していたため、シングルロープ2本で登り、3人を引き上げた。
下山はさすがにヘッデンつけての下山となった。終了点から45分で林道へ。
キャンプ地に戻った時には21時近くになっており、他のメンバーにとても心配をかけてしまった。
前夜から降り続いた雨により出発が遅れたこと、とりつきを探すのに時間がかかったことが時間的余裕を失う原因となった。
反省点としては、それに対応して、途中のピッチで撤退を決定すべきだった。
もしくは、各ピッチをリードで登るのは1人とし、後続の3人を引き上げる。
そして後続の2人が登ったら、この2人は次のピッチのロープをかけに行くなど、各ピッチに要する時間を少なくする必要があった。
この失敗を次に活かしたい。
5月28日
この日は、どのパーティーもマルチピッチへは行かず、ストリームサイドエリアでクライミング。
時間まで個々のレベルに合わせたルートで遊び、15時ごろ廻り目平を出発。岐阜へと戻った。