荘川水系尾上郷川別山谷カラスノ谷
荘川水系尾上郷川別山谷カラスノ谷
日程 2016年8月7~8日
山域 両白山地
メンバー 会員1名、会員外1名
8月7日
16:45 石徹白登山口
17:45 神鳩ノ宮避難小屋
8月8日
04:45 神鳩ノ宮避難小屋
06:50 別山谷出合
08:20 モミクラ谷出合
14:10 稜線
14:20 別山山頂
18:30 石徹白登山口
2016年夏の遠征第1弾。5年前に2泊3日で計画したが、滝の高巻きに時間を追われ、別山まで到達できず、三ノ峰に抜ける沢でエスケープ敗退した沢。リベンジを果たし、成長を実感したいところ。
8月7日
用事により、山行とは思えない出発時間。コースタイムの半分で神鳩ノ宮避難小屋へ。ものすごい汗と疲労感。飯を早々に食べて睡眠。
8月8日
早朝、神鳩ノ宮避難小屋と母御石の鞍部から進路を北東にとり、斜面を下って沢筋へ。
標高1280m付近で1本東の沢へトラバース。難所もなくスムーズに別山谷へ。5年前はトラバースすることなく下降を続けた結果、懸垂点にも困る滝に数度遭遇し、大きな時間ロスとなった。
別山谷出合付近では、休憩もかねて魚釣り。結果的にこの沢登りは1泊で終わるのだが、計画時点では沢中1泊を含む2泊3日の予定だった。
30分で釣りに片が付き、沢登り再開。モミクラ谷出合まではゴーロが続くが、モミクラ谷出合越えカラスノ谷に入ると俄然登攀色が濃くなってきた。今年は雪が少ないのに、8月にもなって雪渓が残っていたのには驚いた。
登れなかった滝。右岸を巻いた。
滝の右手スラブ壁を登った。
楽しかったゴルジュ区間。5年前、ここを通過した記憶はない。
気が付くと少ない水量と稜線、そして太平壁。5年前高巻きに苦労して時間をかけたところはいったいどこだったのだろう。
もはや高度を上げすぎてまともなマキは辺りになく、水も枯れてきた。ここで計画を変更し、この日中にピークをとって下山することが決定した。太平壁は快適に高度を稼げるが、体の疲労感がこのころから顕著に表れ始めた。
14時ごろピークへ。石徹白登山口へは4時間ほどかかった。いうまでもなく、私はすごくつらかったが、同行者は結構普通で少し引いた。
夏の遠征第1弾がまさかの1日短縮になろうとは想像していなかったが、自身、パーティーの成長を実感できた。
以上