八ヶ岳ジョウゴ沢(アイスクライミング)

山行部の立川さんから報告があったので掲載いたします。

期日:15年1月24日
山域:八ヶ岳ジョウゴ沢
参加者:2名(竹腰、立川)

昨年2月頭、ジョウゴ沢でのアイスクライミングで八ヶ岳の沢の素晴らしさを実感し、次の機会を窺っていた。
雑誌『岳人』の特集を参考に、3月頭に峰ノ松目沢を計画するも前日の大雪により、
氷柱が埋まっていると判断し、中止してシーズン終了となった昨年。
そして待ち焦がれた今シーズン。
2度の濁河で調整し、1月24日八ヶ岳ICEとなりました。
(当初は1泊2日の予定だったのですが、諸事情により日帰りです)
02:24美濃IC発。
05:54美濃戸を歩き出す2人のT。

目的の峰ノ松目沢は入渓地点がわかりづらいとの情報から、
入念に下調べしてきたため、大きな混乱なく入渓地点到着。
大同心が朝陽に輝くまで待とうとするも、放射冷却のためかなり寒く、
せっかくなので運動がてら沢の様子を確認にラッセル開始。

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(暗いうちから歩き出します)

20,30分で沢自体は確認できるも、あまりのラッセルの過酷さ。
実は入渓点から見えるはずの氷の滝が全く見えず、雪に埋もれているのでした。
相談して、今回は泣く泣く峰ノ松目沢は諦め、ドッと徒労感に襲われる2人。
赤岳鉱泉まで進み、半ばヤケ気味に食事。

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(全然氷滝が見えません)

結局、昨年同様ジョウゴ沢へ入り、最終的にナイアガラの滝、乙女の滝で遊ぶ。

なんだかんだでナイアガラに着いたのは、入山から6時間以上経ってのことでした。。。
ナイアガラをリズミカルに登る竹腰と基本に忠実な立川。
横でパワフルに登るソロクライマーに驚嘆しながら、2人とも数本登る。

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(ナイアガラの滝と2人)

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(乙女の滝へ移動)

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(昨年の乙女の滝、ザイルも凍っています)

実は、ナイアガラも雪で2mほど埋まっており、登り甲斐に欠けたため乙女の滝へ移動。
まずは、竹腰がリードし、トップロープ状態に。
昨年は乙女の滝にあえなく敗退し、吹き荒ぶ風と舞い落ちる雪の元、凍えながらビレイばかりしていた立川。
「どこが乙女なんだ」と嘆いたもんでした。
しかし、今年は成長の証を見せつけるかのように、サクサクッと落ち口に達し、上からの絶景を楽しみました。
今シーズン購入したバイルとアイゼンも輝いていました。
帰りは晴天に白く突き上げる阿弥陀岳へ向かうかのように下山。

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(乙女の滝を背景に立川)

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(乙女の滝に花開いた氷の花)

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(赤岳~阿弥陀岳)

15時前乙女の滝撤収。17:15美濃戸着。21時過ぎ美濃IC着。

24時ころ就寝するも、例会の司会をすっぽかし会員一同から人間性を疑われる悪夢にうなされて
25時半に目覚めると、全く眠られず、翌日も藤原岳へ雪山登山に出かけた立川なのでした。
藤原岳入山時間が5時間半に対し、ナイアガラの滝まで6時間以上ってどーなの!!??

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(下山)

感想
峰ノ松目沢は来年に持ち越し決定、2年越しに。昨年と同じ乙女の滝へ訪れたことで成長を実感。
ザイルワークや食事、装備の着脱等、いずれも手間取ることなく、短時間でこなし足手まといにならなかったのが、何よりも嬉しかった。