沢登り講習会
山行部の立川さんからレポートがありましたので、以下記載いたします。
日に日に夏の気配に覆われる太陽の下、
去る5月25日、沢登り講習会が開かれました。
石綿さんを中心に、沢登り経験者数名が講師役を務めてくださるということもあり、
参加者は講師役含め15名とたくさん集まり、わいわいと始まりました。
まずは、 座学。
石綿さん入魂の手作りノートを使って、
沢登りで出会う特有の地形やその特徴、注意点などから始まりました。
連瀑帯やらゴルジュ、ゴーロなど沢登り特有の用語も飛び出します。
地形図を眺めながら黒部の難易度なんかにも触れます。
そして、沢登りの魅力についても熱く語ります。そして真剣に聞きます。
続いて、用具の解説。
靴にはタビ靴や沢靴などがあって、一部の会員は地下足袋にワラジで歩いているそうな。
衣服や靴下など衣料品の選び方や注意点。
上手な買い物の仕方まで教えてくださいました。
登攀具の説明時には、参加者にクライミング経験者が多いこともあって、非常に盛んな議論へ と発展。
室内最後は、2階ベランダに移動して、支点の作り方やトラバースの方法を学ぶ。
ここまで石綿さんの予想を遥かに超える時間がかかってしまったが、これも会員のやる気によるもののようでした。
今度は長良川河畔に移動し、実際に懸垂下降やトラバースのシミュレーション、3点確保の練習をして終了。
沢登り経験のない若手会員や沢登りから離れていた会員らの背中からは、
早く沢登りに出かけたいというオーラを感じつつ、お開きとなりました。
今回は講師役みなさんのご厚意により、有意義な学びの場をいただき、ありがとうございました。
そしてこのような講習会 を余裕をもって開くことができるのも、
新ルームという財産のおかげだな、とも感じるのでした。
山行部副部長 なんきょくん